間質性膀胱炎

先日は細菌性の膀胱炎についてちろっと書きましたが、今回は間質性膀胱炎です。

私が抱えている病気です。

あまりメジャーじゃない病気なので、私も自分がなるまで知りませんでした。なので最初に病名を聞いたときに、間質性肺炎という重篤な病気と名前が似ているので驚いて不安になったことを覚えています。まだそんなに患者さんの数は多くないようですが、知られていなくて診断されていないだけとも考えられますから、実際はもっと多いのではないでしょうか。

では、間質性膀胱炎とは何でしょう?

症状は、頻尿、膀胱の痛み、尿意切迫感です。

私は尿意切迫感はあまりなかったのですが、頻尿でした。仕事中、ひどいとトイレ行って調剤室に戻ってきたらまた行きたくなる、という感じでした。1日20回くらいはトイレ行ったかな~。あと、膀胱の痛み。生理でもないのに下腹部が痛い…。あんまり毎日痛いときは痛いのが普通になってしまっていました。

この病気は命にこそ関わらないものの、日常生活に支障ありです。

まず、映画館が厳しい。どうしても見たいものがあるときは端の席を予約。そして「私はトイレ大丈夫、行きたくない行きたくない…。」とマインドコントロールして臨みます(笑)。それでも1回はトイレに立ってしまう悲しさ。

でもこの病気、私が診断してもらった頃は多くの先生が病気について知らなかったみたいで、私が診断してもらえたのも、たまたまこの病気をよく調べている先生の病院にかかったことが幸いでした。

検査は膀胱鏡という、膀胱の中を見るカメラで行いました。膀胱の粘膜の状態を確認したり、膀胱の容量が低下していたり、生理用食塩水を入れてって、出した時に膀胱から出血があるかどうか等をチェックします。麻酔ありと麻酔なしバージョンがあります。麻酔がないと水入れてるときに途中で耐えられなくなってダメになることもあり(私がそうでした)、麻酔してたっぷり水を入れてチェックしたほうが、その水で膀胱が広がるようになり、治療も兼ねられるメリットがあります。でも麻酔ありだと薬局を休まないといけなかったので、当時ほぼ一人で仕事していた関係で休めないため断念しました。でも何よりつらかったのが検査後のトイレ。尿を出すときメチャメチャ痛い。なので検査後1日位は、トイレ行くときにタオルを持っていって、それを噛みながら、ドアノブ握りしめ「う~」と唸りながら出すという切なさ。でもおかげで膀胱の出血を見つけてもらって確定診断に至りました。

原因はというと不明。

よって治療薬もなし。

抗鬱剤や抗アレルギー剤など、一応薬はいくつかありますが、保険上「間質性膀胱炎の薬です」というものはなく、これが効くかも的な感じで使っています。早く出てほしいと願うばかりです。

そのほかの治療としては、

・症状が悪くなる食品を避ける。

これは、個々によって違うそうです。香辛料や柑橘系、酸性の飲み物等は良くないそうですが、私の場合はグレープフルーツを摂ると悪化することが判明。控えたらだいぶ楽になりましたが、大好きなのでちょっと苦痛。

・トイレを我慢する。

ちょいちょい行き過ぎると、膀胱が伸びなくなって尿を貯められなくなります。人間、使わないと退化してしまうもんです。細菌性の膀胱炎では我慢してはいけないので、逆ですね。

それと、私の場合は職場が変わったら改善しました。…ストレス、かなぁ?

あと意外だったのが、先生のお話。

「なぜか妊娠・出産すると改善する人が多いんだよ~」

とのこと。なぜだなぜだ??

現在妊娠中ですが、正直妊娠による頻尿でそれどころではありません。でも、トータルで見ると、下腹部痛もなくなったし、以前よりだいぶ楽になったかな~。

出産でもっと楽になることを願うばかりです。

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