完全母乳でなければダメなのか

私は現在、混合で育てています。

こんな私も、妊娠中は「絶対完全母乳でしょ!」と考えていました。だってどの本を見ても「母乳最高!」みたいな書かれ方をされていたし、誰でも出る、栄養も最高、的な内容で、まるでミルク使うのは悪だと言わんばかりだったからです。なので、完全母乳育児をするべく、妊娠中は図書館で色々本を借りて読み漁ったもんです。私が読んだとある本では、

・初乳は絶対のませること

・母乳は吸われることででるので、最初出なくてもひたすら赤ちゃんに吸わせること。ミルクはあげなくて良い

・赤ちゃんは三日分のお弁当(栄養)を持って生まれてきているから最初母乳がでなくても大丈夫

・産まれてすぐに糖水を飲ませるところがあるが、断れ

と書かれていました。母乳以外のものを一滴も飲ませるな、という感じなのです。

だから、分娩する病院が、産まれてすぐ糖水を飲ませると聞いて、「止めてもらうように言おうかな…」と考えた時期もありました。でも結局、弱気な私は特に主張することもできず、桃は普通に糖水を与えられてました。

また、基本的に病院は母乳推進ですが、かといって特にスパルタという訳ではなかったので、部屋にはミルクが1缶と調乳用ポットが最初から用意されていました。ミルクは産後日数+10mlあげるように指示され、その上で定期的に助産師さんが部屋に来てくれて、母乳の与え方やマッサージの仕方を指導してくれる感じでした。

そんな中、最初こそ「母乳だ!」と意気込んでいた私は、しかし、すぐに挫折することになります。乳首が扁平で、桃が全く吸ってくれなかったからです。もちろん、妊娠中にもある程度予想していたので、毎日マッサージは欠かさず行っていました。それでも、全く吸い付いてくれず…。母乳自体も、最初は滲むくらいしか出ませんので、ダブルパンチで凄く落ち込みました。そして入院2日目にして号泣…。そんなわけで結局ほぼミルクをあげていました。

多分マタニティブルーも重なっていたんだと思いますが、あの頃は本当に母乳で鬱状態でした。そんな私に、旦那さんが「そんなの気にしなくていいよ。時が経てば母乳は出るようになるし、育って口が大きくなれば吸ってもくれる。もし、仮に出なくても、ミルクで何の問題もないじゃん。その心配がストレスになって余計に悪影響だよ。」と言ってくれました。

母にも同様に相談したんですが、一言

「ミルクでいいじゃん。そんな追い詰められることないよ」

とサラリと言われました。結局、私も、旦那さんも、妹も、もっというと従兄弟も、みーんなミルクで育ったんです。だから、逆になんで私が母乳にこだわるのかという感じで、母乳で育てられないことより、むしろ追い詰められている私の方を心配してくれてました。そして、母乳にこだわらなくても大丈夫、と何度も言ってくれました。それを聞いたとき、肩の力が抜けて気持ちがとても楽になったんです。ちなみに母も、私が上手く吸えずに母乳を断念したそうです。

その後3日目に胸が張るようになり、母乳自体は徐々に作られてると実感できるようになりました。でも、4日目に飲んだ量をチェックしたら8グラムしかなく…。なので、上手くあげられない間はミルクをあげつつ、搾乳やニップルつけての授乳でちょっとずつ母乳を与えました。毎日マッサージも続けて、ようやく生後1ヶ月にして乳首も出て、伸びも良くなりコンスタントに直接母乳をあげられるようになったんです。とはいえ、まだ足りないみたいなので、ミルクは適に足していますが。でも最近は、むしろ混合の方が両方の良いとこ取りできていいじゃん、と考えています。
確かに、母乳にはミルクにない良い成分が入っていますから、あげられればそれが一番いいに決まってます。でも、あげれないものは仕方ないんです。ミルクがない時代なら必死にもなりましたが、今の時代はそうじゃない。なのになんであんなに追い詰められてしまっていたんでしょうね…。母乳が出ることより、大事なのは、桃が元気に育つこと。母乳に固執するあまり、ミルクを足すのをためらって成長が滞っては意味がないのです。

そんなこんなで、生後1ヶ月~1ヶ月半位までは、1日4~500mlのミルク+母乳でした。先日助産師さんから「昼間は母乳だけにしてみたら?」と言われてからはもう少し母乳が増えて、ミルクは1日3回、計300mlくらいになりました。助産師さんが来たときの体重測定では、4,960gと、1日46g増。ちょっと増えすぎかな?というくらいでした。その後ミルクを減らしてからも1日30g位は増えています。

先日、インターネットで、とある先生の記事を見ました。それによると、

発達障害の原因に、産まれたときの低血糖、低体温が関わっている

というのです。その先生が言うには、

・厚労省が母乳育児を推進するようになってから、発達障害の割合が増えた

・産まれた時に3日分の弁当を持ってるというのは根拠がなく、その間母乳が出なくても大丈夫というのはとても危険。むしろ産まれてすぐ糖水をあげて低血糖を防ぐことが、その後の障害を防ぐことになる

・生理的な体重減少も、15%くらいまで大丈夫と言われてるけど、本当は10%を越えるのは良くない(ちなみにガッツリミルクを飲んだ桃の体重減少は5%くらいでした。)

とのこと。今まで見たことのない考えだったので、とても驚きました。また、低体温を起こさせないように、カンガルーケアは注意するようにと書かれていました。うちの桃は、結果的にカンガルーケアはあっという間に引き剥がされて出来なかったし、病院の意向で産まれてすぐ糖水をのませられ、その後母乳が出るまでしっかりミルクも飲ませたので、低血糖も低体温も起こしていないと思われます。なので、その先生の理論からすれば、結果的に良い対応をしたことになります

もちろん、それはその先生の考えであり、正しいかどうかはまだ分かりません。でも、それを読んで、そんなリスクを冒してまで母乳以外飲ませないことに固執する必要があるのか?と思いました。なんか、まるで1滴でもミルクを与えたら汚れる位の勢いで書かれた私の読んだ本は相当スパルタでしたね…( ;∀;)

まぁ、なんにせよ、母乳でも、ミルクでも、元気に育ってくれることが重要なのです。

(*´ω`*)それに、育児って笑って楽しんでするもの。お母さんが笑顔じゃなきゃ、赤ちゃんも辛いはずです。

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